教育施設
島根大学(川津)学生寄宿舎
所在地島根県松江市02_島根大学川津学生寄宿舎
構造RC 地上4階
延床面積4,016m2
竣工年月平成24年3月
この建物は、学生への快適で安全な居住環境の提供を目的とし、省エネルギー・メンテナンスフリー・セキュリティーに配慮した設計を行った。
電気設備は、Hf型蛍光灯やLEDダウンライト等、省エネを考慮した照明器具を採用し、管理室は昼光制御、共用スペースは人感センサーによる制御を行った。また、監視カメラや入退出管理設備を設置し、安心して利用できる学生寄宿舎をめざした。
居室には、ミニキッチンやユニットバスを完備し、グリーン購入法適合品のルームエアコンや24時間換気を考慮した天井埋込型換気扇を設置した。
給湯は、各戸に設置した深夜電力による電気温水器によるものとし、給水・給湯管は、さや管工法を採用した。
筑波大学東京キャンパス文京校舎・放送大学東京文京学習センター棟
所在地東京都文京区02_筑波大学東京キャンパス文京校舎
構造SRC造 地下1階 地上6階
延床面積21,990m2
竣工年月平成23年8月
東京都文京区に竣工した筑波大学東京キャンパス文京校舎・放送大学東京文京学習センター棟は、文京区の公園に隣接された敷地に建ち、道路を隔てて国の重要文化財である銅(あががね)御殿が隣接する歴史と自然環境の良好な地域である。筑波大学と放送大学の学生が共同利用する施設であるが、一部図書室などは近隣地域の方も利用できるように一般開放している。
電気設備は、高圧6.6kVの1回線受電、変圧器2,075kVAを設置している。電力量の使用状況が確認できるように個別分電盤を設け、集中検針設備を導入している。照明類は、LEDのベース照明器具、廊下・階段・トイレに人感センサーを設け、省エネ対応としている。大講義室は調光盤を設け、操作卓や壁面からの操作を可能とし、分割での使用時対応としてパターン選択スイッチを設けている。
また、中講義室は映像音響設備の他に自動追尾カメラによるオンデマンドシステムを取り入れている。
空調設備は、特別な運転管理者を不要としユーザー自身で簡単に操作可能な、空冷ヒートポンプ式ビル用マルチパッケージを主体とし、高効率トップランナー機器を採用している。 大講義室、図書室、エントランスホールなどの大空間には、全熱交換器内蔵の空冷ヒートポンプ式直膨エアハンを採用し、大講義室は、居住域を効率的に空調するため、側壁床面付近に配置した吹出ユニットから給気し天井面にて吸い込む置換空調方式を採用している。 なお、法曹自習室は、特に学習者へ快適で静粛な環境を提供するため、高顕熱形ビル用マルチとデシカント空調機を組合せたシステムとし、吹き出しは床吹出方式としている。 空調設備・換気設備の運転管理については、スケジュール機能、発停機能、料金案分機能、警報機能、各種設定機能、デマンド制御機能等を備えたものとしている。
衛生設備は、節水タイプの大小便器を採用し一部に無水小便器を設置している。また、多目的トイレはオストメイト対応としている。 環境や省資源への対応から雨水再利用設備を設置し、屋根面の降雨水を集水し処理した後、屋上緑化への散水、空調屋外機へのドライミスト散水として利用している。
東京大学(柏)第2総合研究棟
所在地千葉県柏市02_東京大学柏第2総合研究棟
構造PC(RC)造 一部S造
地下1階 地上4階
延床面積12,432.35m2
竣工年月平成23年4月
東京大学柏キャンパス内に建設された第2総合研究棟は、数物連携宇宙線研究機構、高齢社会総合研究機構、情報基盤センターの3つの研究機関とオープンラボラトリーからなる建物である。各研究機関の研究室のほか、高齢化に関わる研究のためのCT室やMRI室、全国の研究者の共同研究拠点としてスーパーコンピューター室が設置されている。
電気設備は、敷地内特別高圧変電所より高圧6.6kVの1回線受電、変圧器7,875kVA(建物用1,525kVA、スーパーコンピューター用3,800kVAスーパーコンピューター空調用2,050kVA)を設置している。また、将来設置のスーパーコンピューター用として変圧器5,850kVA(スーパーコンピューター用3,800kVAスーパーコンピューター空調用2,050kVA)のスペースを電気室に確保している。照明類は、Hfインバーター器具、人感センサー、LED照明の採用により省エネ対応としている。
空調設備は、空冷式マルチパッケージ形空気調和機(冷暖同時)+全熱交換機を基本とし、研究室の個別要求に対応出来る方式を採用している。多様な人が利用する会議室には、脱臭及び除菌に配慮して光触媒フィルターを採用している。オープンラボラトリーのドラフトチャンバー及び全館の局所排気エアバランス対応として、屋上に直膨コイル型外気処理機を設置し対応している。スーパーコンピューター対応として、空冷ヒートポンプモジュールチラー850kW×5台と空冷パッケージ96 kW×13台の設置スペースを確保している。
給水設備は、給水方式を構内のインフラである上水及び雑用水を共同構より引込み、高置水槽+加圧給水ポンプ方式とし、上水系統と雑用水系統の2系統供給とした。オープンラボラトリーは、リザーブドレンを適所に配置し、器具の配置にフレキシブルに対応出来るよう配慮している。
小樽商科大学 学生寄宿舎
所在地北海道小樽市緑3丁目5番02_小樽商科大学学生寄宿舎
構造RC造(壁式構造) 地上5階
延床面積2,475m2
竣工年月平成23年3月
小樽商科大学は、約30,000m2のキャンパス内に各種の学習施設が有り、多くの有識者を世に送り出してきた歴史有る大学で、平成23年度に開校100周年記念事業として学生寄宿舎を新設した。
学生寄宿舎は4年制の学年交流を深める目的で各学年の均等な入居者数の計画とし、男女の居住空間の分割を計るため各階2ゾーンのテンキー式セキュリティエリアを設けている。
また、各ゾーンには個室部と共有部を設け、共有部は調理エリア・リビングエリア及びユーティリティーエリアが有る。
暖房及び給湯は都市ガスによる局所暖房・局所給湯とし、個別消費エネルギー量の把握と使用料金請求を兼ねて各個室及び各共有部にガスメータ及び電気メータを設置し、管理室のPCにて建物全体の消費エネルギーを個別把握出来るシステムとしている。
愛媛大学御幸学生宿舎
所在地愛媛県松山市御幸02_愛媛大学御幸学生宿舎
構造RC造 地上5階×3棟
地上3階×1棟
延床面積10,440m2
竣工年月平成23年3月
これらの建物は、4棟の内、2棟が新築、2棟が機能改善・耐震補強などのリノベーションである。
何れの棟も学生向けワンルームタイプであり、安全性・利便性・省エネ等を考慮し、シンプルでメンテナンスが容易なオール電化方式とし、個別の深夜電力温水器による給湯や空冷ヒートポンプエアコンによる冷暖房を行っている。
防犯対策として各所にカメラを設置し不審者等による宿舎への侵入を監視している。また、フードショップ及び飲食スペースにも防犯カメラ及びモニタ-を設置し、不正払いや不審な行動を抑制するシステムとしている。
入退出管理対策としては各棟の入口にカードリーダーを設置し、学生証のICカードによる入退出管理を行っている。
身障者対策として男子寮・女子寮及び共用スペースに非常押ボタンを設置し、管理室の呼出表示器による表示を行なっている。
三重大学 環境情報科学館
所在地三重県津市02_三重大学環境情報科学館
構造RC造 地上3階
延床面積2,173m2
竣工年月平成23年3月
世界一の「環境先進大学」を目指し、積極的なリーダーシップを発揮していく社会的責任を掲げ、低炭素化社会の構築・形成過程を三重から日本並びに世界へ発信する中心施設としてふさわしい『環境・情報科学館』を計画しました。CASBEE新築:Sランク(自主評価)
電気設備は、図書館電気室より低圧受電し、屋上には太陽光発電設備20kWを設置している。『その建物を利用する学生が、高い環境意識を持つように』をコンセプトに、全館LED照明を採用し明るさセンサーにより昼光制御をすることで、昼間の日光がある時間には照明による照度を抑えて省エネを図っている。 また、照明区分も細分化し消し忘れ防止を図っているほか、太陽光発電状態をモニターにて表示し環境を意識させる計画としている。太陽光発電によって作られたエネルギーは、低圧3φ3Wに連携させ、動力設備(空調)等のエネルギーとして用いられている。
空調方式は、全て個別空冷ヒートポンプユニット(冷暖切替)を設置し、管理エリアにおいて集中管理を行っている。また、水資源の有効利用のため地下水利用ヒートポンプ空調機を部分的に採用している。
換気方式は、全熱交換機方式を採用し、CO2センサーによる自動制御とした。
給水方式は、校内の主受水槽より加圧給水により供給する方式としている。
東京大学先端科学技術研究センター「環境エネルギー研究棟」
所在地東京都目黒区02_東京大学先端科学技術研究センター
構造RC造 地上7階
延床面積7,123.94m2
竣工年月平成23年3月
東京大学先端科学技術研究センターに新たな研究施設として、「環境エネルギー研究棟」が建設された。この施設は、太陽光発電を中心に環境とエネルギーに関わる科学技術を、産官学連携及び国際協力のもとで総合的に研究することを目的としている。
電気設備は、敷地内66kV特高変電所より高圧6.6kVの1回線受電(将来構内ループ配電対応)、変圧器1,400kVAを設置している。照明類は、LED照明、初期照度補正機能付Hfインバーター器具、人感センサーの採用により省エネ対応としている。 各研究実験室は、情報系(ドライ)及び化学系(ウェット)の2種類の実験室に対応した電源設備を備え、将来電源容量増加にも容易に対応できるように配慮した。さらに、実験室・研究室単位でエネルギー計測を行い、構内ネットワークにより電気・水・ガスの使用量を周知するシステムを導入して省エネの啓蒙を図っている。
空調設備は、居室・実験室(ドライ)についは空気熱源パッケージ型空気調和機と全熱交換機の組合せを採用している。実験室(ウェット)は空気熱源パッケージ型空気調和機を設置し、外気処理は直膨コイル付空気調和機で行い排気量に応じて変風量装置にて各実験室に供給する方式を採用している。
給水設備は敷地内の既設の給水ポンプ系統から共同溝内で分岐し、飲用・雑用各々の高置水槽に給水し重力式にて各所に供給している。
その他特殊設備として、特殊ガス設備及び冷却水設備を設置している。
名古屋大学(東山)ES総合館
所在地名古屋市千種区02_名古屋大学(東山)ES総合館
構造SRC+S造 地上7階
延床面積15,298m2
竣工年月平成23年3月
ノーベル賞通の入口に位置するこの建物は、工学系の総合研究棟で益川博士をセンター長とする素粒子宇宙起源研究センターの機能を有し、2階には2008年ノーベル物理学賞・化学賞の展示室、1階には280席を有するESホール(エンジニアリング&サイエンスホール)が設置されています。
名古屋大学は全学的に低炭素エコキャンパスをめざし、CO2排出量の削減目標を明確に設定しており、照明は全館LED照明器具を採用している。また、換気設備についてはアースチューブを設置し、地中の安定した温度の空気をエントランスホールへ送風する取組みも部分的に採用している。 空調機はEHPを主体とし、部分的に潜熱・顕熱分離空調により、COP向上をめざすなど、『省エネルギーの試みを検証するエコビルとしての礎』が本建物設計の特徴である。
大阪大学(産研)ナノテク・インキュベーション棟
所在地大阪府吹田市02_大阪大学産研
構造RC造 地上5階
延床面積5,000m2
竣工年月平成22年3月
この建物は、我が国初のオンキャンパス型インキュベーション施設として、広く、関連企業のオープンイノベーションの場として提供することを目的とし、大阪大学産研敷地内に建設された。
電気設備は、高圧6.6kVの1回線受電、変圧器2,400kVAを設置している。照明はHf蛍光灯、人感センサーの採用により省エネを図っている。
空調設備は、空冷ヒートポンプエアコン方式を採用し、各室個別運転制御としている。利用時間が限定されるエリアには、ガス式を、また24時間運転のエリアには電気式を採用している。換気方式は、空調対象部分に全熱交換器を採用し、空調負荷の低減を図っている。
給水設備は、加圧給水方式を採用し、実験排水は、モニター槽を設置し水質の監視を行っている。
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター棟
所在地大阪府吹田市02_免疫学フロンティア研究センター棟
構造S造 地上9階
延床面積6,649.15m2
竣工年月平成22年3月
大学敷地西端の微生物研究所エリアに位置するこの建物は、融合型生命科学総合研究棟と感染動物実験施設C棟との三建物一体の機能を有するものとして建設されたため、隣接する融合型生命科学総合研究棟とは、渡り廊下で自由に器材も人も移動可能なように段差をなくし、廊下幅も考慮して設計した建物である。
電気設備のエネルギーは、融合型生命科学総合研究棟2階電気室の高圧饋電盤より高圧6.6kVの供給を受けている。また、この電気室には別建物への高圧分岐も考慮した分岐盤を設けている。変圧器容量は775kVAとし、電子顕微鏡、ラボサポート実験室、研究室、RI実験室等に電源供給している。非常電源としては、450kVAのディーゼル発電機を本建物用として1階に設置している。
なお、ラボ低温室は、天井がないため、ロの字にケーブルラックを配置し、実験形態による電力供給、通信線をフレキシビリティにカバーしている。
ラボサポート実験室以外に、最上階にRI実験室を設けているこの施設は、セキュリティも重要視されており、システムの構築は別途工事であったが対応可能とするための基礎配管を敷設している。また、放送は収容人員800人以下のため、非常放送の設置は不要であったが安全確保を考慮して設置した。
空調方式は、オープンラボということもあり保全性等を考慮し個別空調(EHP,GHP併用)を設置し、2階事務室で集中管理を行っている。なお、基準階ラボにプレハブ低温室(4℃±2℃)を設置している。
換気方式は、各階空調室の空調換気扇による第1種換気を基本とし省エネを考慮している。最上階RIエリアは、外気処理エアコンにより外気導入とし排気系統は屋上にフィルターユニット(活性炭+HEPA)を設置している。
給水方式は、重力式(受水槽+屋上水槽)とし、8・9階については圧力確保のため加圧給水としている。
排水方式は、生活排水・実験排水・RI排水系統に分け、実験排水・RI排水は一旦貯留し希釈処理後モニタリングを行い放流の可否を判断し、生活排水系統に放流している。
京都工芸繊維大学 60周年記念館
所在地京都府京都市02_京都工芸繊維大学
構造S造 地上2階
延床面積994m2
竣工年月平成22年3月
この建物は、学内の式典や国際シンポジウム後のパーティが可能な空間を提供するため、シンボリックな外観と装飾性を加味した華やかな内装空間となっており、1階にはギャラリーと179人収容の記念ホールと大セミナー室、2階は記念ホール・中セミナー室・ラウンジで構成されている。
電気設備は、隣接建物電気室より低圧引き込みとしている。記念ホールは、素地を生かした4人掛けの長机が並ぶAV設備を備えた階段教室になっており、照明器具は黒塗装の天井下地材に溶接した丸鋼棒を利用し、直管型蛍光灯を取り付けている。2階記念ホールは、アーチ状天井鋼材を生かすために円筒状のワイヤー吊りタイプダウンライトを設置し、窓際部分はブラケットタイプを採用している。
空調設備は、個別空冷ヒートポンプユニットとし、講義室・セミナー室には全熱交換器を設置している。大セミナー室は、オールフレッシュ形空冷ヒートポンプユニットによる空調としている。
給水設備は、既設機械棟内の受水槽+加圧給水ユニット方式としている。
愛媛大学60周年記念建物(校友会館)
所在地愛媛県松山市02_愛媛大学60周年記念建物
構造RC 地上2階
延床面積1,035.7m2
竣工年月平成22年3月
この建物は、レストラン・交流スペース・サロン等を備えた卒業生との交流を行う施設として位置づけられる。
本施設の電源は隣接する既設図書館電気室の改修を行い供給するものとした。
照明については、1階エントランスホール及びレストランの照明は間接照明とし、落ち着いた空間の演出を考慮するとともに、2階のセンターコリドールについては、人感センサーによる制御を行い省エネ化を図った。
空調設備は、ビル用マルチエアコンを採用し、レストラン・サロンでは意匠性に考慮し、天井埋込形とした。
京都工芸繊維大学 学生会館「KIT HOUSE」
所在地京都府京都市02_京都工芸繊維大学KIT HOUSE
構造S造 地上2階
延床面積1,605m2
竣工年月平成22年3月
この建物は、食事スペースの一角を吹き抜けにして十分な空間の広がりを演出している。また、東南のガラス面と屋根部分のトップライトから自然光を取り入れ、キャンバス内の建物と調和したレンガスクリーンによって自然光の柔らかな光が取り入れられるよう計画されている。
電気設備は、大学会館にある配電室より本施設へ低圧引き込みをしている。照明はHf蛍光灯を採用し、自然光とダウンライトを織り交ぜ、落ち着いた雰囲気を演出している。また、電力計測モニターを設置し、見える省エネ化と電力使用量の減少によるCO2削減を考慮している。
空調設備は、空冷ヒートポンプエアコンを採用し、厨房・洗浄室にはスポット空調を設置している。換気方式は、事務室・食堂等の空調対象部分に全熱交換器を採用した。
給水設備は、低層の建物であるため直圧給水方式を採用している。厨房排水は、グリーストラップにより油脂分を分離した後、生活排水系統へ放流している。
奈良先端大総合研究実験棟
所在地奈良県生駒市02_奈良先端大総合研究実験棟
構造RC造 地下1階 地上6階
延床面積3,851m2
竣工年月平成22年3月
この建物は、生物・化学系の総合実験棟として建設され、各階ラボは1フロアー8分割モジュールとし、さまざまな使用形態に対応出来るよう、最適な標準実験室を想定して計画されている。
電気設備は、受電容量を1000kVAとし、将来1000kVA増設できるスペースを確保している。居室照明は初期照度補正対応器具、共用部はLEDダウンライトを人感センサーにて制御を行い、消費電力の削減を図っている。なお、水・電気の使用量も管理室にてモニターしている。
空調設備は、ペア型空冷ヒートポンプエアコン方式を採用し、間仕切り変更にも対応可能なリモコン配置とし、管理室にて監視可能なシステムとした。将来対応として二重天井がないため、温度分布対策としサーキュレーターを設置した。換気設備は、全熱交換器を採用し、各ラボには流し用・クロマト用・湯沸器用・ドラフトチャンバー用の専用換気設備が設置可能な計画とした。
給排水設備は、既存高架水槽から上水の供給を受ける重力給水方式とし、排水は実験排水と一般排水の2系統とし、想定位置にバンネ排水口を設け、伸張通気方式を採用した。また、実験用排水は屋外にPH調整槽を設けて、既存実験排水系統へ放流した。
東北大学環境科学研究科エコハウス
所在地宮城県仙台市02_東北大学環境科学研究科エコハウス
構造木造 地上2階
延床面積997.55m2
竣工年月平成22年3月
環境科学研究科のシンボル的研究施設として設計されたエコラボ研究棟は、構造体を木造とすることで、「自然」「暖かさ」「柔らかさ」を活かした現代的でシンプルかつ軽快な空間デザインとなっており、先端的研究・実験・計測などがフレキシブルに対応可能なスペース計画となっている。
電気設備は、既設棟電気室から一次側電源として専用の供給を受け、施設内に分電盤を設置し、各系統の計量が行えるようになっている。照明はHf蛍光灯を採用し、共用部はLED照明・人感センサーの採用により省エネを図っている。
空調設備は、空冷ヒートポンプエアコンを個別に設置し、研究用途・要望に合わせて追加・更新が容易な構成としている。換気方式は、窓からの自然換気を主とした計画なため、機械換気は最小限とし、全熱交換器を採用して省エネを図っている。
給水設備は、既設建物より供給を受ける方式としている。
福岡県中央家畜保健衛生所
所在地福岡県福岡市東区箱崎ふ頭02_福岡県中央家畜保健衛生所
構造RC造 地上2階
延床面積1,537.91m2(本館のみ)
竣工年月平成21年8月
この建物は、家畜(牛、豚、鶏、馬)及びみつばちなどの伝染予防、慢性疾病対策により、畜産の振興と経営の安定をはかることを目的として建設された。家畜伝染病の迅速な診断に対応するため最新の検査機器を整備し、病性鑑定機能を強化した施設である。
電気設備は、高圧6.6kVの1回線受電、変圧器300kVAを設置している。照明はHf蛍光灯、人感センサー、太陽光発電の採用により省エネ対応としている。
空調設備は、ビル用マルチエアコン(EHP)空調方式を採用し、事務室ゾーンは省エネ性に優れた氷蓄熱システムとした。
換気設備は、危険区域、汚染区域、無菌室等の清浄区域及び一般換気区域に分けて設計した。
排水設備は、一般排水と検査室排水の2系統とし、検査室排水は検査槽を設け薬注装置にて滅菌処理し、沈殿槽に貯留した後一般排水系統に接続し放流した。
九州大学(伊都)生活支援施設
所在地福岡県福岡市西区02_九州大学伊都生活支援施設
構造RC造 地下1階 地上2階
延床面積3,037m2
竣工年月平成21年3月
この建物は、学生の生活拠点となる学生ホール、健康科学センター及び食堂を備えた福利厚生施設で、食堂利用者の快適性に配慮した(空調・換気・照明)設計を行った。
電気設備は、全学教育南棟電気室より低圧にて引込み、EPS内配電盤に電源を供給している。照明器具はHf蛍光灯を採用し、昼光制御・初期照度補正を行い、省エネルギーを図るシステムとした。また、食堂照明は、柔らかな雰囲気と安らぎを演出するため、間接照明を採用した。
空調設備は、契約電力を抑えるため大部屋はガスヒートポンプパッケージ方式、小部屋は電気ヒートポンプパッケージ方式とし、集中リモコンで運転管理を行うシステムとした。
岡山大学(東山)附属小学校校舎新営設備
所在地岡山県岡山市02_岡山大学東山附属小学校
構造RC造 地上3階
延床面積5,252m2
竣工年月平成20年3月
この建物は、老朽化した旧校舎の建替え計画による。正門からのアプローチは「コの字型」の配置とし、どこからでも校舎内の様子が覗えるため、見通しの良い安全に配慮した計画としている。
電気設備は、高圧6.6kVの1回線受電、変圧器300kVA、太陽光発電設備20Kw移設。省エネルギーに配慮し、高効率機器・トイレ等共用部はLED器具の採用、照明制御システム導入によるスケジュール制御・集中管理が行えるシステムとしている。防犯対策として、監視カメラ・非常押しボタンを設置し防犯対策を強化した。
空調方式は空冷ヒートポンプパッケージ方式で各室、個別空調を行っている。給水方式は、推定末端圧力一定台数制御給水ポンプユニットによって給水を行っている。
北海道大学人獣共通感染症リサ-チセンタ-
所在地北海道札幌市02_北海道大学人獣共通感染症リサ-チセンタ-
構造RC造 地下1階 地上2階
延床面積5,800m2
竣工年月平成19年9月
この建物は北海道大学北キャンパスの敷地内に人獣共通の感染症ウイルス(新型インフルエンザ・SARSなど)の研究・教育を目的として建設された実験棟である。
個々の実験室は、気密性のあるプレハブ壁で覆い、常に室内が陰圧になるよう配慮している。
空調システムはオ-ルフレシュ型空調器+排気ファンを各部屋に単独で設け、空気の混合防止を図っている。実験後の排水は蒸気による滅菌処理を行ったあと、公共下水道に放流している。
電気設備は非常用発電機を設置し、非常時においても室内の陰圧が保持出来るようにしている。
岐阜大学複合施設棟
所在地岐阜県岐阜市02_岐阜大学複合施設棟
構造SRC造 地上4階
延床面積3,783m2
竣工年月平成18年3月
この建物は、食堂・売店等の福利厚生施設とチュトーリアル等の教育実習施設を併設した複合施設で24時間利用可能な施設を基本としている。
電気設備は、昼夜を問わず快適に過ごせる演出照明に配慮した食堂とし、講義室等はHf蛍光灯をベースとした昼光センサーによる照度調整を行い、省エネルギーを図っている。ネットワーク環境は、幹線に光ファイバーを布設し、各階EPSより各室に1GベースのUTPケーブルを、講義室等に光コンセントを設置し、高速・高容量のネットワーク通信可能なインフラを実現している。
空調設備は、省エネルギーを考慮しGHPを熱源とした個別空調方式を主体とし、施錠管理と連携した運用管理を行っている。
気高町立浜村保育所・ひかり保育所
所在地鳥取県気高郡02_気高町立浜村保育所
構造木造 地上1階
延床面積1,478m2
竣工年月平成18年3月
この建物は、子供たちが健やかに毎日を過ごすことができる自然に恵まれた立地条件を考慮し、快適で安全な設備システムを採用することにより環境にやさしい建物とした。
【子供たちのゾーン】
0~5歳児の遊戯室ゾーン等は、夜間電力を利用した氷蓄熱方式ビル用マルチエアコンを採用し、保育室やほふく室には蓄熱式床暖房システムを採用。防犯対策として正面玄関に監視カメラを設置し、事務室にて監視・録画することにより建物への不審者の侵入防止を図っている。
【管理ゾーン】
事務室などの管理ゾーンは、単独空調可能な空冷ヒートポンプエアコンを採用した。