一般施設
アーバンネット天神ビル
所在地福岡市中央区04_アーバンネット天神ビル
構造SRC+S造 地下1階 地上9階
延べ面積14,797m2
竣工年月平成23年8月
福岡・天神の街並みとの調和性を考えてデザインされた外観は、キーテナントの活気をアピールする低層階、スリット窓から商業のアクティビティが顔を出す中層階、ガラスカーテンウォールをまとった高層階と3層構造になっており、華やかさに満ちた商業空間と先進のオフィス機能を備えた複合施設として開発されました。
電気設備は、共用部にLED照明・オフィス部には初期照度補正、昼光制御、人感センサーを採用し、省エネを図っている。また、占有部入口には高性能マルチカードリーダーを、共用部には監視カメラ・人感センター等を設置し、セキュリティを確保している。
空調設備のオフィス部は空冷ヒートポンプマルチを、商業部は、水熱源ヒートポンプを主体としたシステムを採用し、快適性と省エネ効率を高めるため、きめ細やかなコントロールができる設計とした。
武蔵小金井駅南口再開発(アクウェル武蔵小金井)
所在地東京都小金井市04_武蔵小金井駅南口再開発
構造RC+S造 地下2階 地上25階
延床面積約97,000m2
竣工年月平成23年3月
JR武蔵小金井駅南口の再開発に伴い、商業施設、高層共同住宅、事務所ビル、市民ホールなどが整備された。このなかの小金井市民交流センター、商業業務棟1、商業業務棟2及び全体の外構設計を行った。
施設は、建築面積約3,170m2、延べ床面積約12,970m2、地下1階、地上5階建の複合施設である。市民交流センターは大ホールを包み込む楕円錐のコンクリート打ち放しが特徴的な施設であり、大ホール(578席)、小ホール(150席)、市民ギャラリー、練習室、和室などからなる。駅前広場のフェスティバルコートから1階マルチパーパススペースに入り、小ホールへと導かれる。また商業施設のペデストリアンデッキからは、3階ホワイエ、大ホールへと動線がつながっている。大ホールはアコースティックなサウンドに理想的なコンサートホール形式と演劇などに適したプロセニアム形式というふたつの顔をもっており、木のぬくもりを感じる癒しの空間である。
電気設備は市民交流センター、商業業務棟1、商業業務棟2のそれぞれが、独立した設備(受電・通信・防災)を持っている。受電は3施設とも普通高圧1回線受電で、通信の引込も各棟単独に行っている。照明計画においては、意匠的上重要な役割を持つため、いろいろな手法を用い、意匠を引き立てている。
空調設備はモジュール型のガス冷温水発生機を熱源として、空調機5台により大ホール客席、大ホール舞台、ホワイエ、小ホール、マルチパーパスの大きな空間を空調している。その他の練習室、会議室、和室、事務室、楽屋、市民ギャラリーなどは、GHP、EHPマルチパッケージの個別空調方式としている。屋上緑化により、空調負荷を低減するとともに、雨水はろ過処理して便所の洗浄用として利用している。
広島市西風館
所在地広島市安佐南区04_広島市西風館
構造RC造 地上2階
延べ面積7,297m2
竣工年月平成23年3月
高齢者社会の進展に伴い、今後も火葬需要の増加が見込まれることから、新たな火葬場として葬儀場を併設した「西風館」が開設された。
広島市北西部の丘陵地開発エリア「広島西風新都」に位置し、広島市としては5番目の火葬場である。
火葬場は人体炉10炉、動物炉1炉、お別れ室5室、待合室10室、待合ロビー等を有し、葬儀場は約50人収容と、約100人収容の2室及び遺族控室2室が設けられている。 待合いから望める中庭、や水盤、駐車場も庭園の一部として配置され、葬送の場として厳粛さと悲しみを和らげ癒す優しさとを併せ持つ設計となっている。
設備内容としては、利用者が使いやすく高齢者にも配慮した照明・空調計画をおこない、効率の良い施設とした。 また、災害時は防災拠点として活動すべき施設として、72時間運転可能な発電機と燃料貯蔵により火葬業務に支障のないように考慮されている。
東京海員会館(晴海三丁目西地区再開発事業C1棟)
所在地東京都中央区晴海04_東京海員会館
構造SRC造 地下1階 地上11階
延床面積5,867m2
竣工年月平成21年10月
晴海三丁目西地区の再開発における船員用厚生施設「晴海海員会館」の権利床として新たに計画された宿泊施設である。
電気設備は、高圧6.6kVの1回線受電とし、変圧器675kVA、非常用発電機145kVAを設置した。屋外における照明器具は耐塩仕様として経年劣化に配慮し、客室には省エネルギー回路を設け、キータグによるスイッチ方式を採用し、客室における不在時の省電力化を図った。
空調設備は、客室エリアとレセプション、ラウンジ、レストラン等のポディアムエリア全てを電気式マルチ型ヒートポンプパッケージによる個別空調方式とした。また、室内の外気取り入れと排気は各階ごとに全熱交換ユニットを設置し、VOC対策の24時間換気を可能とした。
刈谷市総合文化センター「アイリス」
所在地愛知県刈谷市04_刈谷市総合文化センター「アイリス」
構造SRC造 地下1階 地上5階
延床面積22,785m2
竣工年月平成21年9月
愛知県刈谷市にオープンした刈谷市総合文化センター『アイリス』は、“市民にやさしい施設”をコンセプトに、JR線と名鉄線の接続駅である刈谷駅の南地区再開発地区の一角に建設された。この再開発地区は、約5.7haの地区内に商業施設、住宅、にぎわい広場、駅前広場などが整備され、刈谷市の玄関口となる駅南口周辺はにぎわいのある地区へと生れ変わった。
電気設備は、高圧6.6kVの1回線受電、変圧器5,275kVA、非常用発電機1,000kVAを設置している。照明類は、Hfインバーター器具、人感センサー、LED照明の採用により省エネ対応としている。
舞台照明設備は、照度を約90%確保して熱線を約80%カットするスポットライト器具を採用し、環境に配慮した舞台照明とした。音響設備は、スピーチから式典等の音楽再生まで幅広い音量と音質が客席隅々まで明瞭に拡声できるシステムを採用した。
空調設備は、熱源を大温度差仕様のガス焚冷温水発生機をメインとし、ホール系統の再熱及び冬期冷房対応として空冷ヒートポンプチラーを組み合わせている。
空調方式は、大・小ホールでは全熱交換器組込形の4管式空調機とし外気冷房にも対応させた。特に、大ホールについては省エネ性、快適性に配慮して座席下からの床吹出・壁吸込による居住域空調方式を採用している。
給水設備は、給水方式を受水槽+加圧給水ポンプ方式とし、上水系統と雑用水系統の2系統供給とした。水質維持対策として、受水槽水位制御装置、薬液注入装置を設け、緊急災害時の上水確保のために緊急遮断弁を設けた。多目的トイレ、エレベーター等の設備は、ユニバーサルデザイン対応の仕様とした。
NTTビジネスアソシエ(株) 高輪共同住宅
所在地東京都港区高輪04_NTTビジネスアソシエ
構造RC造 地下1階 地上4階
延床面積8,056m2
竣工年月平成21年8月
高台立地(景観の良さ)と高低差のある敷地形状を活かした25戸の多彩な住戸バリエーションを持つ高級賃貸マンションである。安心(自然のひかり・風を感じる)・安全(住空間での構造、高いセキュリティ)・快適な生活(最新ICT環境、ハイスペックな設備計画)を支える高い居住性を確立した共同住宅である。
電気設備は、住戸別の電気容量を75A~100A相当で設計しているため、東京電力借室内に設置する住宅供給用変圧器のほかに、共用部分の防災機器や照明などへの供給用として自家用変圧器を別途電気室に設置している。
通信・情報設備は、光ケーブル方式を導入することで電話用2回線・インターネットでの大容量通信に対応しているほか、テレビ共同受信設備によるTV受信を可能としている。
セキュリティ設備は、エントランスにカラーカメラ式オートロック錠を設置し、各住戸には防犯センサー、共用部に監視カメラを設置して防犯・安全性に配慮している。また、各インフラの検針では、地下の管理室で集中検針方式を採用したことで、第三者の住戸エリアへの立入りを制限している。
空調設備は、各住戸ともにマルチパッケージ形空気調和機による空調方式(主寝室及び寝室は天埋形室内機。リビング・ダイニング・キッチンは床置ダクト形室内機(OA取り入れ))を採用し、主寝室、寝室の換気は天井埋込形全熱交換器、台所・浴室などは排気送風機による換気としている。
給水設備は、増圧給水ポンプユニットによる直結給水方式とし、各住戸には32号ガス給湯器を2台設置(一部の住居は給湯器を屋上に設置)し、シャワーなどの同時使用に対応している。
ガス設備は、東京ガスを低圧にて引き込み、各住戸MBに設置したガスメータを介して各住戸に供給している。排水設備は、汚水・雑排水合流式とし、最終公設桝から下水道に接続している。
消火設備は、住居エリアに屋内消火栓設備(易操作性1号消火栓、自火報併設)、駐車場に泡消火設備を設置している。
MAZDA ZOOM-ZOOM スタジアム広島
所在地広島市南区04_MAZDA ZOOM-ZOOMスタジアム広島
構造S・RC造 地下1階 地上5階
延床面積39,524.01m2
竣工年月平成21年3月
この施設は、広島駅貨物ヤ-ド跡地に「ボールパーク」をコンセプトにした、従来の野球場とは違う遊び心が満載の施設である。球場としての機能は当然のこと、観客の利便性及び安全性を考慮し快適な環境を提供するとともに、周辺地域への環境も十分に配慮した設計としている。
電気設備は、災害時に広域非難場所としての利用を考慮し、三相三線式6.6kV 2回線受電方式とし、非常電源として6.6kV 300kVAの常用・非常用発電機を設置している。なお、この発電機はナイター用照明点灯時のピークカットとしても利用している。
グラウンド照明設備は、グラウンドに強い影が生じることなく、打球が良く見えるようグレアについても配慮し、約50mの高さの鉄塔を6箇所設置した。光源は1.5kWの高演色型及び高効率型メタルハライドランプの混合照明とすることにより、省エネを実現しながらハイビジョン放送に対応したRa80(平均演色評価指数)を確保している。
場内映像設備は、1階事務室にHE装置を設け、テレビ映像・中継映像、又は独自で作成した映像を場内各所に配信するもので、系統は一般系(TV放送、モニタ映像)、モニタ系(モニタ映像のみ)各々2系統ずつの全4系統で配信し、必要に応じて映像を選択できるようにしている。
監視カメラ設備は、防犯・観客の安全誘導・トラブル発生時の状況把握などに利用できるよう防災センターにITV架・大型モニタを、場内及び場外の一部に監視カメラを設置し、場内の状態を一元管理できるものとした。
場内音響設備は、消防法に基づく非常放送兼用一般放送設備とは別に、場内音響設備を設置している。スピーカは近隣への騒音に配慮して配置し、観客用スピーカ及びグラウンド用スピーカを同時に鳴らしたとき、スタンドの代表地点で95dB以上になるよう暗騒音を考慮し調整した。スピーカ回路はローインピーダンス方式とし、電源にノイズカットTRを設け音質の向上に努めている。
中継設備は、テレビ及びラジオ中継用に、場内20か所にカメラ・音響用端子盤を設置し、1階放送機器室に中継架を設置、その間を光及びメタルケーブルで接続した。また、地元のCATV局等が中継を行うことが考えられるため、屋外の管路を確保している。
グラウンド散水設備は、屋根雨水とグラウンド雨水を中水として再利用し、グラウンドに埋設された約60個のスプリンクラー・15エリアの制御用電磁弁・加圧給水ポンプユニット・自動散水制御盤により構成され、スプリンクラーは、散水時に水圧によりポップアップする構造である。制御は、降雨量を感知するとともに、タイマーにより、4ゾーンに分けられたグラウンドを順次自動散水するもので、グラウンド整備の省力化を図っている。
また、この施設には一般的な設備として、空調設備、換気設備、給水設備、給湯設備、排水設備、衛生器具設備、消火設備及び都市ガス設備が設けられている。
市民センターむかいしま(愛称:ココロ)
所在地広島県尾道市向島町04_市民センターむかいしま
構造SRC造 地上3階
延床面積4,737m2
竣工年月平成20年3月
この施設は、地元をはじめ市民全体の活用を考えており、対岸にある尾道市の既存ホールや公会堂とは区別した使われ方を想定している。文化ホールは、総席数400席で、気軽に利用できる規模で、この地域の住民による活用が期待されている。
電気設備は、高圧6.6kVの1回線受電、コンデンサによる自動力率調整を行い、高力率を維持し電圧の安定や機器出力の均等化による変圧器や配線路の損出低減に配慮した。なお、災害時には防災拠点となる施設のため、発電機(105kVA)を設置している。円形の文化ホール照明は、天井面に照明器具を一切取付けずキャットウォークにせり出したバトンに器具を配置し、上下方向に向け照射している。太陽光発電設備20kWを設置し、売電は行わず内部で消費している。なお、市民が現状の発電容量を表示パネルで確認できるようにしている。
空調設備は、文化ホール系統の熱源を吸収式冷温水機(冷却塔一体形)とし、ホールはエアハンドリングユニット、楽屋はファンコイルユニットを採用した。文化ホールの1階部分は、座席下吹き出しによる置換空調とし、省エネルギーと快適性の両方を向上させた。支所、公民館及び子供図書館系統は、氷蓄熱ビル用マルチパッケージ方式とした。1階ロビーには、夏は平均気温より比較的温度が低く、冬は比較的温度が高い深さ5m前後の地中熱を利用した成層空調方式の換気システムを採用し、省エネルギー化を図っている。
深川ギャザリア タワーN棟
所在地東京都江東区木場04_深川ギャザリア タワーN棟
構造SRC造 地下1階 地上22階
延床面積43,100m2
竣工年月平成19年1月
東京都心近くに立地する約7haの工場跡地の再開発であり、オフィスや商業施設などの施設が混在した街区である。この街区内の超高層ツインタワーオフィスビルが、2003年に竣工したタワーS棟と、2007年竣工のタワーN棟である。
電気設備は、S棟の既設特高変電設備より高圧6.6kV配電を受けサブ変電設備を2箇所設置し、変圧器容量はそれぞれ4,400kVA、3,900kVA、非常用発電機はガスタービン発電設備1500kVAである。
また、セキュリティー設備では、セキュリティーゲートを設置し、共連れやすれ違いなどの不正入室を防ぐ「アンチパスバック機能」を採用している。
空調設備は、熱源方式をガス焚冷温水発生機(540USRT×2台)とブラインターボ冷凍機(200USRT×2台)の組合せとし、地下ピットを利用した氷蓄熱システム(3,600USRT・h)を採用している。また、大温度差仕様により搬送動力を低減し、省エネ化を図っている。
空調方式は、基準階ではインテリア用とペリメータ用を一体としたペアエアハン空調機を採用し、外気処理は別途外調機を設置している。また、エントランスホールの吹抜部には、温水式床暖房を設置した。
給水方式は、受水槽+加圧給水ポンプ方式とし、飲用水(上水)と雑用水(工水)に系統分けしている。
消火設備は、全館にスプリンクラー設備、熱源機械室等には不活性ガス消火設備を設置している。
アーバンネット名古屋ビル
所在地愛知県名古屋市東区04_アーバンネット名古屋ビル
構造SRC造 地下3階 地上22階
延べ面積76,466m2
竣工年月平成17年10月
この建物は、名古屋市内の一等地に位置する高層オフィスビルで、飲食店・物品店舗が入居する低層商業棟を併設している。地下3階に地域冷暖房施設(DHC)のエリアがある。
電気設備は、特高圧33kVの3回線スポットネットワーク受電、変圧器3,000kVA×3台、非常用エンジン1,750kVA及びCGS用に1,500kVAエンジンを設置している。また、地階及び中間階、商業棟用にサブ変電設備を設けている。照明はすべてHfインバーター器具とし、調光機能により省エネに対応している。
空調設備は、DHCにより冷水・温水が供給され、オフィスゾーンは、ゾーン毎のコンパクト空調機によるVAV方式を採用している。ペリメーター窓面の負荷をエアフローにより低減し、省エネを図っている。