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PROJECT STORY

災害時対策に配慮した健康づくりセンターの設備設計

ーすこやかプラザ あだちー

PROJECT STORY No.15

事務所・庁舎

  • 空気清浄、感染症対策
  • 安心・安全・BCP

Data物件データ

建物名称すこやかプラザ あだち

所在地東京都足立区

主要用途保健所

延床面積5,891㎡

規模地上4階

構造鉄骨造

工期2022年11月~2025年2月

建築主足立区

建築設計(株)綜企画設計事務所

設備設計(株)総合設備コンサルタント

建築施工武家田・浅香建設共同企業体

機械設備施工(空調)玉紘・産栄建設共同企業体

(衛生)東洋設備(株)

電気設備施工雄光・拓電建設共同企業体

 本施設は足立区江北エリアの健康拠点とした保健センター、休日診療所、医療介護連携センター、子育てサロンの複合施設である。地域の「健康づくり」拠点として、近隣の大学病院と連携し、区民サービスの向上を図り、さらに行政・医療・介護の連携による高齢者支援や人材育成、権利擁護の機能を一元化し、区民が安心して暮らし続けられる体制を構築する機能拠点を目指したものである。

空調機故障時および災害時の帰宅困難者への対応

 空調機の一部系統が故障した場合においても、保健センターや医療介護連携センターの機能維持を図るため、室内機の配置については、複数系統の千鳥配置とすることで、対象空調エリアの空調設備の全停止を回避している。 
 災害時の帰宅困難者に備えるため、上水道の供給停止、下水道の機能停止等の複合的な被災状況においても、最低限の衛生環境を維持することを可能とする給排水システムを構築した。
 建物内にある常設トイレのうち災害時使用可能なトイレ系統を設定し、下水道インフラ被災時にも使用できるよう、排水貯留槽へ貯留後ポンプによる排水としている。洗浄水は、屋上に設置した高置水槽より、重力式給水方式とした。

室内機千鳥配置の概念図

災害時給排水システム

災害時の機能維持のための電源システム

 受変電設備、発電機設備は浸水対策として屋上にまとめて設置し、引込みケーブルは水トリー対策としてE‑Eタイプケーブルを採用した。災害時は電源切替器で商用電源と切替えて必要負荷へ送電する受配電構成とした。事務所及び災害対策本部の機能を維持するため、電灯負荷の1/2程度、空調負荷の2/3程度を保安負荷とし、その他の防災・セキュリティ電源を想定運転時間72時間賄える地下タンク容量を確保している。

屋上設置の発電機設備(左)、受変電設備(右)

 

休日診療所における感染症対策

 休日診療所は、日曜日、祝日および年末年始の昼間に、発熱や腹痛などのうち症状の軽い方へ応急診療を行う診療所であり、感染症対策に配慮した診察スペースを構築している。感染症対応スペースから他の診察スペースへ空気の流入を防止するため、感染症対応スペースは専用排気ファンによる陰圧を維持するとともに、オールフレッシュ空調機による外気導入を行っている。

Designer設計者

機械設備設計

設計・監理本部 第1設計・監理グループ

道川 新Arata Michikawa

 「すこやかプラザ あだち」は、地域の住民の出産・子育て世代が利用する施設となります。
 利用者が安心して笑顔で利用できることをイメージしながら、設備設計を通じて街づくりに参加できることは、設備設計者の醍醐味と考えています。

電気設備設計

設計・監理本部 第1設計・監理グループ

瀧ヶ崎 達也Tatsuya Takigasaki

 本施設の敷地は私の通っていた中学校の跡地となります。とても思い入れがあるプロジェクトであり、足立区様の地元意見に寄り添った設計が出来たと思います。
 地元の両親や友人が利用している話も聞くことが出来て、本プロジェクトに携われたことに感謝しております。

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